日テレ社長「イッテQ」やらせ疑惑を謝罪 祭り企画は当面休止「出演者には何の落ち度もない」

[ 2018年11月15日 18:13 ]

会長を務める日本民間放送連盟の定例会見に出席した日本テレビ・大久保好男社長
Photo By スポニチ

 日本テレビの大久保好男社長(68)が15日、兼務する日本民間放送連盟(民放連)会長の定例会見で、人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)のやらせ疑惑で「お祭りの企画についてご心配をおかけする事態となり申し訳なく思っております」と謝罪し、問題になった世界の祭り企画を当面休止するとした。

 8日に「週刊文春」がでっちあげ疑惑を報じたラオスの「橋祭り」(5月20日放送)について同局は8日、「番組から企画したり、セットを提供したりすることはなく、賞金を渡した事実はない」とコメントを発表した。しかし大久保社長はこの日、本来は現地コーディネーターも日本テレビスタッフとして含めるべきところを「プロデューサー、ディレクターなど狭く限定した表現であった。これは誤りです」と見解を訂正。「全責任は日本テレビにある」と語気を強めて語った。さらに「祭り」の意味が伝統的なものから地域の愛好家に親しまれているものなどまでに広がり「宮川さんのチャレンジ企画」ということしておけばよかったと反省を述べた。

 また、同番組に出演するタレントの内村光良(54)が収録の際に、観覧者の前で「撮影に際しては皆全力でやっています。手を抜いていません。今後ともイッテQをお願いします」と頭を下げたことについて、大久保社長は「申し訳ない。恥ずかしいという気持ち。出演者には何の落ち度もない」と語った。

 当面、同企画の放送は休止することを決めたというが、やらせ疑惑については、「認識はない」と何度も繰り返した。今後、宮川が出演し、放送された111本の同企画について「疑念がなくなるまで調査する」と話した。

続きを表示

2018年11月15日のニュース