テレ朝社長 10月全日帯視聴率トップも冷静「まだまだトップ局と差がある」

[ 2018年10月30日 14:10 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の角南源五社長(62)が30日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、10月の月間視聴率で5年4カ月ぶりに全日帯でトップとなったことに言及した。

 同局は10月の月間視聴率で全日帯(午前6時〜深夜0時)で平均7・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で1位を獲得し、13年6月以来、5年4カ月ぶりに民放単独トップをなった。これにより、日本テレビが続けていた在京民放テレビ局歴代最長となる58カ月連続の月間視聴率三冠王(全日帯、ゴールデン帯、プライム帯)をストップさせた。角南社長は「全日帯で1位、ゴールデン、プライムで2位と、トップ局との接戦に持ち込めた。この良い流れを継続し、着実に実績を残せれば」と自信を見せた。

 同局は10月第3週(10月15〜21日)には週間三冠王も獲得。さらには、第4週(10月22〜28日)の全日帯でもトップとなり、日本テレビの週間三冠王を2週連続で阻止している。

 とはいえ、角南社長は「まだまだトップ局とはゴールデン、プライムはかなり差がある」と冷静。「朝の情報ベルト番組が、引き続きトップレベルの視聴率で好調に推移しております」と状況を分析しつつ、「引き続き、午前、朝に好調な流れがありますので、引き続き継続していきたい」とした。

 同局は連続ドラマを始め、10月スタートの番組は好スタート。10月スタートの連続ドラマ「相棒season17」(水曜後9・00)が2話平均17・5%、「リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜」(木曜後9・00)が3話平均16・4%、女優の沢口靖子(53)主演の「科捜研の女」(木曜後8・00)は2話平均12・3%といずれも好調。バラエティーでも、10月からレギュラー化された「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)がすべての回で2桁記録する好スタートを切った。

 帯番組も好調で、「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)が第1週で週平均8・9%、第2週でも週平均9・4%の同時間帯民放トップを獲得するなど、朝のベスト番組はトップレベルで推移している。夕方のニュース番組「スーパーJチャンネル」(月〜金曜後4・50)でも第2週で週平均同時間帯トップとなる8・7%で本年度最高を記録。また、リニューアルした「報道ステーション」(月〜金曜後9・54)も第1週の週平均11・0%と好スタートを切っている。

 さらには、16日の「サッカー・キリンチャレンジカップ2018日本×ウルグアイ」、27日の「日本シリーズ2018 第1戦 広島×ソフトバンク」といった大きなスポーツイベントがあったことも好調の要因と言えそうだ。

続きを表示

2018年10月30日のニュース