テレ朝社長 「おっさんずラブ」グランプリに「喜ばしい」 続編は「検討はしている」

[ 2018年10月30日 14:43 ]

テレビ朝日のドラマ「おっさんずラブ」試写会イベントに出席した(左から)林遣都、田中圭、内田理央
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 テレビ朝日の角南源五社長(62)が30日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、今もなお盛り上がりを見せている「おっさんずラブ」が「東京ドラマアウォード2018」連続ドラマ部門のグランプリを受賞したことに言及した。

 同アウォードでは連続ドラマ部門のグランプリのほか、個人賞でも俳優・田中圭(34)が主演男優賞、俳優の吉田鋼太郎(59)助演男優賞を獲得し、3冠達成。同部門でのグランプリ、主演男優賞、助演男優賞はいずれも同局にとって初の快挙となった。

 角南社長は今回の受賞に「テレビ朝日のドラマとして、当社として喜ばしいこと。これもキャスト、スタッフが一丸となり、ドラマをヒットさせるという共通の思いが結実したもの」と評価した。

 続編については、編成担当の亀山慶二専務(58)は「そういった希望は届いていて、検討はしている」としながらも「まだご報告できる状況にない」とした。また、海外展開について、担当者は「現在、東南アジアを初めとして話題にはなっているので、これからビジネスにつながっていくと思っています。正直、このジャンルを海外に販売するのは初めてですので、どの地域でどういう反応があるのかは反応を見ていきたい」とした。

 「おっさんずラブ」は、2016年末に「年の瀬恋愛ドラマ第3夜」として放送された単発作品を「土曜ナイトドラマ」枠で連続ドラマ化したもの。女好きだけど、まったくモテない33歳のおっさん・春田創一がある日突然、乙女なおっさん上司の告白を受け、“未曽有のモテ期”を迎えることに。土曜夜11時台のスタートでありながら、最終回は自己最高視聴率の5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。SNSなどで話題を呼び、ドラマ終了後には「おっさんずラブ」ロス者が続出した。

 好評を受け、ビデオパスの大幅に期間を延長。シナリオブック、DVD&ブルーレイはともに好調。DVD&ブルーレイに関しては、ドラマ作品としてはオリコン史上初となる2週連続の同時ランクインする好調ぶり。コミカライズもスタートするなど、まだまだ勢いを収まりそうもない。

 9月に東京・渋谷で行われ、好評を受けて、大阪、名古屋でも開催された「おっさんずラブ展〜君に会えてよかった。〜」が11月16日から再び東京・渋谷で凱旋展示も決まった。同展示について、角南社長は「期間も1カ月と大幅に延長したため、ぜひたくさんの方にご覧いただきたい」とした。

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