タモリ 妻故郷・うきは市“ふるさと大使になってくれるかな”に、いいとも!

[ 2018年10月4日 05:30 ]

福岡県うきは市のふるさと大使に就任し、広報誌の表紙を飾ったタモリ(同市提供)
Photo By 共同

 タレントのタモリ(73)が福岡県うきは市の「ふるさと大使」に就任し、初仕事として10月1日号の市広報誌の表紙に登場した。

 タモリの妻が同市吉井町出身で、小学校の同窓会が妻を通じて依頼した。広報誌には、タモリのにこやかな肖像写真と「世界に広げよう うきは応援の輪!!」の文字。同窓会事務局長の竹下勲さん(76)は「ダメ元だったが、『いいとも』という感じで快諾してもらった」と喜んでいる。

 同市は住民の間で「県外での知名度がいまひとつ」との声が上がっており、竹下さんらは今春の同窓会で「タモリさんにふるさと大使になってもらえないだろうか」と、同窓会に出席していたタモリの妻に打診。その後連絡があり、タモリ本人から「(うきは市は)若い頃からよく知っているから大丈夫ですよ」と伝えられたという。

 タモリは福岡市(現南区)出身。上京する前は同市近辺でさまざまな仕事をしていたことで知られる。うきは市と隣接する大分県日田市のボウリング場で支配人をしていたこともあり、うきは市の担当者は「その頃は、奥さまの実家などによく立ち寄られていたと聞いています」と話した。

 任期は2020年6月まで。市の担当者は「受けていただいただけでありがたい。“タモリさんに何をしてもらいたい”なんて偉そうなことは思っておらず、このご縁をどう生かしていくかが私どもの仕事。早速、うきはの名前が全国に知られてうれしい」と知名度アップににっこり。タモリの人気番組には日本全国を回る「ブラタモリ」(NHK)があり、「いつの日かうきは市にも来ていただければ、市民に明るい話題になります」と期待を寄せた。

 ◆うきは市 人口約2万9800人。福岡市から特急で約60分で、久留米市などと隣接。大分県との県境にある。約50種類のブドウ、桃、梨、柿が栽培されるなど「フルーツの里」として知られている。吉井地区は白壁造りの建物が並び、国の重要伝統的建造物群地区になっている。出身者はジャーナリストの鳥越俊太郎氏ら。

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2018年10月4日のニュース