「まんぷく」瀬戸康史 30歳のオフは休んで「切り替え」 序盤から長丁場撮影に集中

[ 2018年10月3日 10:00 ]

柔らかな表情を見せる瀬戸康史
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 【NHK『まんぷく』スタート この人のここに注目(3)】2015年「あさが来た」以来、3年ぶりのNHK連続テレビ小説となる瀬戸康史(30)。「まんぷく」では、ヒロインの福子(安藤サクラ)の夫・萬平(長谷川博己)の懐刀となって事業を支えていく青年・神部茂を演じる。

 しかし、2人との出会いは最悪。名門大学を出た秀才だが、戦争で天涯孤独となりヤケになって盗みに入ったのが夫婦の家だったという設定。事情を聴いて許してくれた福子らへの恩返しを誓う。「凄く真面目で、真面目すぎるがゆえに失敗もする。途中で恋もして仕事がそっちのけにもなりますが、彼は人に愛される人間。その悪気のなさのようなものは凄く意識しています」

 前回「あさが来た」ではドラマ中盤から登場し、日本初の女子大学創立に尽力した成澤泉役で「なる様」として脚光を浴びたが、今回は序盤からの長丁場。5月に30歳となったこともあって、新たに「休むこと」に気を付けている。「自分の中では休みを必要としていなかったんですけれど、休まないといろいろなことがリセットできなくなってきた。以前はオフでも家にいて、仕事のことを考えていた。今は逆に外に出るようにしています。切り替えですね」

 生活にメリハリをつけることで、仕事にも集中できる。だからこそ「登場人物が多いので絡まない人もいますが、僕の中ではもう家族みたいなものです」と共演者との信頼関係も強調した。

 初挑戦の関西弁には苦労したが、撮影も3カ月余りが過ぎ「やっと慣れてきて、今は割といけるようになりました」と手応えありの様子。最も共演シーンが多くセリフは標準語の長谷川が「おちゃめな方で、僕が練習している横から間違った関西弁を教えてくるんですよ」。上手なリフレッシュを取り入れ、和やかな現場に臨んでいる。

 ≪初回視聴率は17年ぶり23%超≫1日に放送が始まったNHK連続テレビ小説「まんぷく」の初回視聴率は23・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。関東地区の初回視聴率が23%を超えたのは、2001年に23・1%を記録した池脇千鶴(36)主演の「ほんまもん」以来。関東地区で全156回の平均視聴率が21・1%と好調だった前作「半分、青い。」の勢いを引き継ぎ、好スタートを切った。関西地区は平均20・4%だった。

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2018年10月3日のニュース