イルカ「なごり雪」に隠された亡き夫との秘話「愛を貫いて成就した」

[ 2018年9月18日 13:59 ]

歌手のイルカ
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 歌手のイルカ(67)がヒット曲「なごり雪」に隠された亡き夫・神部和夫さんとの秘話をTBS情報番組「ビビット」(月〜金曜前8・00)で明かした。

 イルカは1974年に歌手としてデビュー。当初はヒット曲に恵まれなかったが、ある日和夫さんから「この曲を練習しといて」と言われて渡されたのが、フォークグループ「かぐや姫」のアルバムに収録された「なごり雪」だった。

 当時の様子について「かぐや姫」のリーダー・南こうせつ(69)は「(和夫さんが)なごり雪をえらく気に入って、『イルカに歌わせてもらえないか』という話があった」と、和夫さんから直談判があったと説明。まだ無名だったイルカがカバーするのは無謀とも思われたが南は「イルカさんは”僕”という言葉が似合う女の子。イルカさんがなごり雪の恋愛の世界感を男の子の立場になって歌うのはぴったりだと思った。イルカさんがああいう形(カバー)で歌ったからこそみんなに親しまれて残っているような気がする」と語った。

 78年には長男が誕生するなど、幸せな日々を送っていた2人だったが、その後、和夫さんがパーキンソン病を発症。以降、20年にわたって介護と歌手を両立させてきた。

 放送では和夫さんの壮絶な闘病生活や、和夫さんが家族に残した手紙の内容が紹介された。和夫さんとの日々を振り返り、イルカは「夫に先立たれたことは不幸なことでもあるように思うけれど、初めて出会った人と結婚をしてそれで夫に先立たれて愛を貫いて成就した」と話した。

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2018年9月18日のニュース