「グッド・ドクター」第9話は10・2% 最終回直前に2桁回復

[ 2018年9月7日 10:11 ]

好調のフジテレビ“木10”「グッド・ドクター」に出演中の(左から)上野樹里、山崎賢人、藤木直人
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 俳優の山崎賢人(23)が主演を務めるフジテレビ木曜劇場「グッド・ドクター」(木曜後10・00)の第9話が6日に放送され、平均視聴率は10・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。

 第9話(9月6日放送)、最終回(第10話)(9月13日放送)は2週連続の15分拡大。「月9」と並ぶ同局の看板枠で34年の歴史を持つ「木曜劇場」初の試みとなり、好調の今作がラストスパートをかける。

 初回=11・5%、第2話=10・6%、第3話=11・6%、第4話=10・6%、第5話=12・2%、第6話=10・8%、第7話=13・0%と7週連続で2桁を記録するも、第8話で初めて9・4%を1桁転落。それでも、最終回(13日放送)を直前に、第9話で再び盛り返した。

 見逃し配信も好調。15年1月から同局が運営している動画配信サービス「FOD」の見逃し配信において「グッド・ドクター」初回(7月12日)の再生回数が7月18日までに80万回を突破。昨年7月クールの“月9”「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜THE THIRD SEASON」が持っていた初回最高記録を更新し、同局の連続ドラマ初回として歴代1位となった。

 山崎が初の医師役に挑戦中のヒューマンドラマ。小児外科医の世界を舞台に、自閉症スペクトラム障がい(対人関係や言語の発達に偏りがある者)によりコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群(特定の分野で優れた能力を発揮する者で、知的障がいや発達障がいを有することが多い)の青年・新堂湊(山崎)の成長を描く。

 難役に挑み、新境地を開拓した山崎の演技力とストーリー展開が毎回「涙腺が崩壊しました」などと視聴者の感動と涙を誘っている。

 原作は昨年、米国でも「グッド・ドクター 名医の条件」として連続ドラマ化された13年の同名韓国ドラマ。共演は、16年5月にロックバンド「トライセラトップス」のボーカル和田唱(42)と結婚後、連続ドラマ初出演となる上野樹里(32)、藤木直人(45)ら。

 第9話は、病院の経営手直しのため、小児外科と産婦人科の年内廃止が決まる。そんな中、湊(山崎)が担当する伊予(松風理咲)は倒れた。伊予は小腸移植が必要で、伊予の姉・汐里(松井愛莉)は自らがドナーになることを申し出る。一方、バスケの練習中に頭を強打した亮平(萩原利久)が水頭症を発症。治療法について、脳外科から高山(藤木)に相談が受ける。しかし、亮平の母から突然、転院したいと申し出がある。亮平は病院改革を進める副院長・猪口(板尾創路)の息子で…という展開だった。

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2018年9月7日のニュース