有働アナ「news zero」新キャスター就任「ジャーナリストにこだわっているつもりでもない」

[ 2018年9月4日 16:17 ]

日本テレビ「news zero」会見に登場した有働由美子アナウンサー
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 3月末にNHKを退局した有働由美子アナウンサー(49)が4日、都内で行われた日本テレビ「news zero」(月〜木曜後11・00、金曜後11・30)の会見に出席。久々の公の場で、10月からメーンキャスターに就任する番組への意気込みを語った。

 NHK退局後、初めて公の場に登場した有働アナ。同番組への出演を決めたのは「今やらなかったら月曜から金曜までのニュースはできない」と思ったのが大きかったという。「(あさイチで)月〜金の朝やっていて、体力的にも大変だった。週1回の番組というの(選択肢)もあったんでしょうけど、自分の中でやり残したことというか、『きちんと、視聴者の方と毎日向き合って、社会のことを一緒に考えたい』というのは昔からあった。それを月〜金で、しかもニュースというのは、精神的にも肉体的にも相当体力がいる。今を逃したらたぶんできない。自分の中ではやれるかなという不安のほうが大きかったが、今やらなかったら月曜から金曜までのニュースはできない。日本テレビさんの胸を借りるつもりでやっていきたい。できるだけ、ウソをつかない、できるだけ本音でできれば」とした。

 民放での初のレギュラー、しかも、メーンキャスターということで、視聴率も注目される。「視聴率は番組制作者のせいだと思っていて、私のせいじゃない」ときっぱり。それでも「もうNHKを背負ってないので、ダメだったら切ってもらえればいい。やめる前はそれがしんどそうだなと思っていたけど、逆に、私がやりたいことをやって、視聴率が下がるってことは私が視聴者の方とズレているということなので、必要ないと思う。首を切ってもらえるという安心感があるんです」とぶっちゃけつつ、「ひとまずはzero班を心中するつもりでやりたい」と語った。

 有働アナは「有働由美子というジャーナリストとして」というコメントとともに、NHKの退局を発表した。肩書きについて聞かれ、有働アナは「肩書きってもの入ります?」と本音をもらしつつ、「(今後は)ナレーターも番組の司会も機会があれば、やらせていただきたい。(NHKに)入社した時から『アナウンサーもジャーナリストたれ』と最初から教育されていたので、アナウンサーかつジャーナリストであるべき!を思ったので使った。肩書きはジャーナリストにこだわっているつもりでもない。ずっとそういうつもりでしたもんね!というつもりで書いた」と“ジャーナリスト”という肩書きにこだわりがあるわけではないと説明。

 「ジャーナリストという定義を違うふうに思う方にとったら、簡単に言ってくれるなということだとは思う。そういう枠を設けずに、一人の私がどう感じて、何を発するのか」だとし、「もし気に障るようでしたら何でもいいです。フリーアナウンサーでも、おばさんでも。そこを設けずに、自由にやりたい」と話した。

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2018年9月4日のニュース