三宅裕司 「全然大丈夫です」前立腺肥大症から復帰後初の公の場

[ 2018年8月21日 17:12 ]

「劇団こどもSET」の旗揚げ公演の公開稽古を行った、監修・演出の三宅裕司(後列中央)。前列左から、小川まゆ、貫井音、上田弦、中嶋杏果、小川あみ。後列左から、佐々木洸太、涼誠、鈴木蒼一朗、五十嵐雄輝。
Photo By スポニチ

 前立腺肥大症の治療から復帰したタレントの三宅裕司(67)が21日、東京・スクエア荏原ひらつかホールで行われた劇団こどもSET旗揚げ公演「カジノシティをぶっとばせ〜丁半駒揃いました〜」の公開稽古&囲み取材に出席した。復帰後、初めての公の場。

 三宅は7月22日に前立腺肥大症の治療のため、当面の間、休養することをパーソナリティーを務めるニッポン放送「三宅裕司サンデーヒットパラダイス」(日曜前9・00)に電話出演し、発表した。7月中に入院、手術を終え、8日に退院。ラジオには12日放送から復帰した。

 「全然大丈夫です。日本人の男性の7割とか8割が経験することなので、そんな大げさなものではないので。我慢してずいぶんやってしまった。ちょうど新橋演舞場の本番中(主宰舞台「熱海五郎一座」)で悪化しまして、中止するわけにもいかなくて、頑張ってやってしまったので、時間がかかりましたけど、誰でもやる病気ですから。手術もしたので全然大丈夫です」と回復をアピール。

 2月末から週1回のペースで稽古を行っており、途中、三宅の入院があったことで「私が行くところをちょっと遅くなっちゃって。みんな膀胱待ちですよね。私は膀胱休暇」とジョーク。今回の病気を通して「もう我慢したら大変なことがあるのがよくわかった。何かあったらすぐお医者さんに行くことを、皆さんにも言いたい」と苦笑いした。

 三宅が座長を務める劇団スーパー・エクセントリック・シアターが来年創立40周年を迎えるにあたり、40周年企画第1弾として「子供劇団SET」を設立。メンバーには小学1年生から中学3年生の子どもたちを対象にしたオーディションで49人を選出。昨年、第55回SET本公演として上演し、1万2000人を動員した社会派コメディーを子どもたちだけで演じる。公演を前に、三宅は「一番、僕がドキドキしていると思う」と苦笑。「みんなよくセリフ覚えました」と子供たちの頑張りを称賛した。

 京都府知事を演じる上田弦くん(11)は三宅が演じた役を演じることになるため「芝居の仕方が難しいです」と大人なコメント。「自分で考えることもできないから三宅さんに教えてもらったり(している)。怖くは全然ない、自分たちの身近なものに例えてくれるので、わかりやすいです。(目標とする俳優は)三宅さん?」とヨイショも忘れなかった。24日まで全5公演。

続きを表示

2018年8月21日のニュース