松岡修造氏「4つの大会で優勝するにはラストチャンス」 全米OPへ臨む錦織へ熱いエール

[ 2018年8月19日 15:25 ]

映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」公開直前トークイベントに出席した松岡修造氏
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 元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏(50)が19日、都内で映画「ボルグ/マッケンロー氷の男と炎の男」(31日公開)の公開直前トークイベントに出席した。

 1980年のウィンブルドン決勝戦、テニス史に刻まれる伝説の試合。その名勝負に至るまでの道のりが映画化された。修造氏は「あの試合が僕のテニスをスタートさせた。この試合がなければ僕のテニスの魂は違った形で表現されたかもしれない」と明かし、同映画を絶賛。「覚悟して見たほうがいい」と熱くアピールした。

 「僕もマッケンローとジャパンオープンでやったことある」と明かし、「僕はマッケンローはすべて計算してる人だと思ってた。だけどこの映画を見るとコントロールじゃなかったとわかる。心を病んでた部分もあったんだけど、それを治したのがボルグだった」。試合時は「俺めちゃくちゃうまかった。本当にうまかったから競ってた。そうしたらマッケンローの後ろを通ったとき、マッケンローがジャンピングアタックしてきた。お客さんはショックだっただろうけど、その一方でこの世界一の選手が俺にアタックしてきた…俺も世界のトップ選手の仲間入りができたって力をくれた。今、僕がここにいるのもある意味マッケンローのおかげ」と振り返っていた。

 また、この映画を一番見てほしいのは「錦織圭」と話し、27日に開幕する全米オープンについても「グランドスラム、4つの大会で優勝するにはこれがラストチャンスだと思ってる。全部獲れると思ってるから…。勝ってほしいなと思う」とエールを送っていた。

 またイベントでは観客のテニスのお悩みに答えるコーナーも。吉本のテニス芸人・バモスわたなべからネタに関して悩みを相談されると「ネタ、うけてないじゃん」とバッサリ。新しくネタを考えたり自身の方が笑いをバンバン取る展開になったが「このままだと終わっちゃうぞ。心の底から本当に頑張れ」と激励し、バモスを感激させていた。

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