LiSA、次は台北アリーナ!アニソン次世代の歌姫 6回目台湾公演で誓う

[ 2018年8月19日 05:30 ]

アジアツアーの台湾公演を行ったLiSA
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 水樹奈々(38)らに続く、次世代のアニメソング界の歌姫として注目される歌手のLiSA(31)が18日、アジアツアーの台湾公演を台北市の新荘体育館で行った。会場には約5000人のファンが集結。「こうして一緒にライブをつくってくれたみんなと、台北アリーナに行きたい」と、さらなる飛躍を誓った。

 1曲目から「Rising Hope」「Oath Sign」と自身の代表曲を連発した直後。「大家好我是LiSA!(ダージャーハオ、ウォーシーリサ! こんにちは、LiSAで〜す!)」。日本でのライブでは恒例のあいさつを「ライブで生まれた気持ちは通訳ではなく直接伝えたい」と中国語にアレンジして披露した。

 台北が今ツアーの海外公演で最大の会場ということを表す「海外 最大 台北(ハイワイ ズイダー タイペイ)」と言うところでは言葉が詰まり「ウエート!」と叫んでやり直し。会場は温かい笑い声に包まれた。ヒット曲「Catch the Moment」では、お返しとばかりに、ファンから日本語の大合唱が起こった。

 現地メディアからは“秒殺歌姫”と呼ばれている。毎回チケットが即完売になることからつけられた愛称だ。台湾では6回目の単独公演で、過去5回は2500人規模の公演だったが、今回は5000人に倍増。それでも、チケットは5分もたたずに売り切れた。

 秒殺歌姫については「初めて見たときは“凄い字面だ”と思った」と苦笑い。今は「初めてこの名前を聞いた人が“何かやらかしそう”と想像が膨らむ、かっこいい名前だなと思います」と気に入っている。

 人気アニメ「Fate」「ソードアート・オンライン」などの主題歌を担当し、アジアを中心に海外からも絶大な支持を得ている。これまで9カ国で32回の海外公演を成功。今回のツアーではシンガポール、香港、台北、上海、広州の5都市で行い、いずれも数千人規模の会場でチケットが完売になっている。

 ムーンライト伝説など全21曲を熱唱した歌姫。1万5000人収容で、安室奈美恵(40)のファイナルツアーでも使用された“台湾の武道館”台北アリーナでのライブ開催を目標に掲げ、「日本ではドームツアー。私の夢をみんながかなえてくれるかもしれないと思っています」と声を弾ませていた。

 ≪女性4組目 ベスト盤ワンツー≫今年5月に発売した自身初のベストアルバム「LiSA BEST ―Day―」「…―Way―」は、オリコン週間アルバムチャートの1位2位を独占した。女性アーティストのベストアルバムでは浜崎あゆみ(39)、JUJU(42)、西野カナ(29)に次ぐ4組目の快挙。10月10日には2枚がセットになった「LiSA BEST WiNTER PACKAGE」が発売される。

 ◆LiSA(リサ)1987年(昭62)6月24日生まれ、岐阜県出身の31歳。2010年にテレビアニメ「Angel Beats!」の作中ユニット「Girls Dead Monster」としてデビュー。11年にソロ活動を開始。テレビアニメ「Fate/Zero」のオープニングテーマ「oath sign」など、これまでに12曲がアニメ主題歌に起用されている。

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