「半分、青い。」岐阜イベント大盛況!中村雅俊に女性ファン殺到「近いね」五平餅反響に驚きも「しめしめ」

[ 2018年7月21日 14:49 ]

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の舞台になっている岐阜・東美濃地域の魅力を伝えるイベント「清流の国ぎふ 東美濃プロモーション in KITTE(東京シティアイ)〜連続テレビ小説『半分、青い。』の舞台・東美濃〜」でトークショーを行った中村雅俊
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  NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の舞台になっている岐阜・東美濃地域の魅力を伝えるイベント「清流の国ぎふ 東美濃プロモーション in KITTE(東京シティアイ)〜連続テレビ小説『半分、青い。』の舞台・東美濃〜」が21日、東京・丸の内の商業施設「KITTE」で開幕。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の祖父・仙吉を演じる俳優の中村雅俊(67)がトークショーを行い、会場に入れない人も出る大盛況となった。

 一番乗りは午前7時頃に東京・練馬区から訪れた女性。整理券は約100枚配られ、うち約60人が立ち見。会場に入れない約50人は場外からトークショーの様子を見守った。中村のファンとみられる年配女性が観客の大半を占めて熱気に包まれ、中村も「(客席との距離が)近いね。ライブハウスみたい」と気圧された。

 仙吉が焼く郷土料理「五平餅」が物語のキーアイテムになり、人気少女漫画家・秋風(秋風羽織)が第24話(4月28日)で「うんま(うまい)!これは真実の食べ物だ」と絶賛したこともあり、一躍全国区に。中村も「まさか、こんなにブームになるとは思わなかったですね」と驚きながら「ブームになっていることを小耳に挟んで、しめしめと思いました」と喜んだ。会場隣接のカフェで販売された五平餅(400円)50食はトークショー終了後、約45分で完売した。

 劇中、ギターの弾き語りを通算3度披露。第24話(4月28日)、鈴愛の就職を祝うパーティーで岐阜・梟町の男性陣が1971年の名曲「あの素晴しい愛をもう一度」を贈った。第53話(6月1日)は弟・草太(上村海成)を前に「学生街の喫茶店」(ガロ)と「真夏の果実」(サザンオールスターズ)を、第80話(7月3日)は再び「あの素晴しい愛をもう一度」を熱唱し、視聴者の涙を誘った。

 中村は「あんなに反響があるとは」とビックリながら、歌手として「ふれあい」「心の色」「恋人も濡れる街角」などのヒット曲を持つだけに「歌う前までは楡野仙吉なんですが、歌った途端に中村雅俊になってしまう」と苦笑い。「役のまま歌うのも何だしね。どうしても中村雅俊になっちゃうと分かりながら、3回も歌いました」と笑いを誘い「選曲もよかったですね」と振り返った。

 サザンオールスターズの桑田佳祐(62)は「恋人も濡れる街角」を提供(作詞作曲)した仲。「桑田君は(中村が『真夏の果実』を歌った回の)オンエアをリアルタイムで見ていなかったらしいですよ。後から誰かに言われて『ええっ!?』と。それで、スタッフに録画を見せてもらって『よしっ!』ということになったらしいです」と秘話を披露した。

 今後は、従来あまりなかった鈴愛との“2人芝居”もあるといい、序盤は「見た目、若すぎるんじゃないかとか、あんなおじいちゃんいないとか、随分いろいろなことを言われました」というが、ストーリーが進んで80代になるため2時間以上かかる老けメークにも挑戦。「近い将来になり得る顔なんだなと。漫画家から100円ショップに移ったように、また劇的にドラマが変わるんですよ。皆さん、付いてきてください」と呼び掛けた。

 朝ドラ関連としては異例のイベント。東美濃地域の観光PRや物産販売を実施。20%を超える高視聴率を連発している「半分、青い。」の人気が県を動かし、地域活性化に一役買う。29日まで。

 ヒロイン・鈴愛の生まれ故郷・岐阜は、脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)の出身地(美濃加茂市)。県の地域振興課によると、ロケ地となった恵那市岩村町に例年の数倍の観光客が訪れるなど、活況。今回は「半分、青い。」のロケ地情報を含む東美濃の広域観光パンフレット、東美濃地域131店舗の情報をまとめた広域五平餅マップを作り、イベント来場者に配った。

 22日は鈴愛の実家・つくし食堂で見習いとして働く青年・健人役の小関裕太(23)、28日は岐阜ことば指導の尾関伸次(38)、29日は鈴愛の親友・菜生役の奈緒(23)、鈴愛の弟・草太役の上村海成(21)がトークショーを開く。

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