松潤 1億円を寄付 嵐を代表 豪雨被害の広島&愛媛を訪問「自分たちのできることを」

[ 2018年7月21日 05:30 ]

広島市安芸区の避難所を訪問し、写真撮影に応じる「嵐」の松本潤(右)
Photo By 共同

 嵐の松本潤(34)が20日、広島、愛媛両県庁を訪れ、西日本豪雨の復興支援のため、嵐が行うチャリティーイベントの収益の一部から、それぞれ義援金5000万円の目録を贈呈した。避難所も訪れ、被災者らを勇気づけた。

 午後1時すぎ、照りつける太陽のもと訪れたのは広島市安芸区、矢野南小学校の避難所。体育館に入ると、女性避難者らに取り囲まれた。「まだまだ暑いですが乗り切ってください」と励まし、握手や写真撮影に応じた。

 この避難所ではピーク時の約500人からは減ったものの、今も約70人が避難している。避難者に笑顔で感謝されたことに「僕なんか来ても“何しに来た”と言われるかと思っていましたが、喜んでいただけてうれしい」と話した。

 1人で訪問したことには「今日は少しでも早く…と思いました。他のメンバーも気持ちは同じ」と、スケジュールの都合で来られなかった大野智(37)ら4人の気持ちを代弁。「少ししか持ってこられなかったけど」とTシャツやタオル、ばんそうこうなど生活用品を詰めた袋を避難者の少年に手渡した。

 避難所に先立ち訪れた広島県庁では、「一刻も早く平時の生活に戻れるよう、少しでも自分たちができることをやっていきたい」と湯崎英彦知事に継続的な支援を約束した。夕方には愛媛県庁で中村時広知事と面談。その後の会見で「今日行くことができなかった岡山県にも後日、嵐のメンバー誰かが伺うように調整している」と話した。

 両県合わせて1億円の義援金は、東日本大震災をきっかけに嵐が始めた「嵐のワクワク学校」の収益の一部。両県などが開設する義援金の専用口座に近く振り込むという。

 嵐はこれまでも東日本大震災や熊本地震など被災地に約20億円の義援金を送っている。被災地でのコンサートやイベントを毎年のように行い、避難所や仮設住宅を慰問してきた。

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