ISSA、ジョニデ風フック船長「多くの子供泣かせたい」 ミュージカル「ピーターパン」

[ 2018年7月14日 09:30 ]

洋風を意識したISSAのフック船長
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 DA PUMPのISSA(39)が人気ミュージカル「ピーターパン」(スポーツニッポン新聞社主催)でフック船長を演じる。威圧感のある“洋風船長”と化し「できるだけ多くの子供を泣かせたい」と意気込む。新曲「U.S.A.」が大ヒットし注目が高まっている中、悪役を演じきって俳優としても存在感を示す。

 ISSAのフック船長は誰かに似ている。「ジョニーでしょ?そっくりだねってよく言われます」。ジョニーとは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で主人公のジャック・スパロウを演じる米人気俳優ジョニー・デップ(55)のことだ。

 「自分ではジョニーに似ているとは思わないけど、威圧感を出すために洋風に寄せたいっていう思いはあった。ピーターパンを引き立たせるために、できるだけ多くの子供を泣かせたい」

 祖父が米国人のクオーター。容姿だけでなく、日本人離れした歌唱力とダンスパフォーマンスは、1997年にデビューして以来、ずっと歌い踊り続けてきた努力のたまものだ。今回のフック船長役も、歌と踊りが期待されての起用となった。

 「海賊チーム6人でよく飲みに行っていてコミュニケーションもバッチリ。個性のある先輩たちと一緒に動き回りたい」

 昨年に続き10代目ピーターパンを演じる主演の吉柳(きりゅう)咲良(14)とも息がぴったりだ。「咲良は責任感が強い。一人で考え込まないように、目が合った時はなるべく笑わせるようにしています」。現在、一緒にフライングの稽古に取り組んでいる。

 6月中旬に稽古に入る直前には、DA PUMPの3年半ぶりの新曲「U.S.A.」が大ヒットし、一躍時の人となった。「ダサかっこいい」と話題のミュージックビデオは、再生回数が2300万回を突破した。

 「自分自身も驚いています。真面目にふざけて、こうして注目してもらえたことはうれしい。ただ、これは通過点。興味を持ってくれた人にライブに来てもらえるように、ライブではいい意味で裏切るように頑張りたい」

 「U.S.A.」のキャンペーンでは子供が目立ち、見物スペースに「子供エリア」をつくっているほど。そんな人気者が一転、威圧感のあるフック船長で子供たちを怖がらせる。ISSAの“コワかっこいい”熱演に注目だ。

 ≪6月に一般女性と結婚も“自由奔放キャラ”は貫く≫ISSAは先月20日、一般女性と結婚していたことを公表。「結婚して生活に変化は?」の質問には「私生活と仕事は完全に分けている。周りのみんなでさえ自分がどんな生活をしているのか分かっていない」と話した。これまで数々の女性と浮名を流し「平成の火野正平」とも呼ばれた。年貢を納めたが「自分は世間に持たれているイメージのままで問題はない」と、キャラクターだけは“自由奔放”を貫く意向だ。

 ▽ピーターパンチケット 21日〜8月1日、東京国際フォーラム・ホールCで計16公演。ドリームシート(大人・子供共通)8500円、S席大人8500円、子供5500円、A席大人3500円、子供2000円。ホリプロチケットセンター=(電)03(3490)4949、ホリプロオンラインチケットなどで発売中。

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