久保王将 2勝目から一夜明け早速“修行”、重文の寺で座禅組む

[ 2018年2月6日 05:30 ]

王将戦第3局勝利から一夜明け、黒羽山・大雄寺で、座禅を組む久保王将
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 第67期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第3局に勝った久保利明王将(42)は一夜明けた5日、対局の舞台となった栃木県大田原市内を散策した。連勝で2勝1敗とし、挑戦者の豊島将之八段(27)を一歩リードした久保は「厳しい日程の中で何とか戦いきれた。次局まで少し時間があるので調整したい」と気を引き締めた。

 途中、600年以上の歴史を持つ国指定の重要文化財「大雄(だいおう)寺」に立ち寄り、座禅を体験。副住職・文尭(ぶんぎょう)氏に、対局中に雑念を取る方法などを熱心に質問していた。

 4日に同市「ホテル花月」で指された第3局2日目は、前日に仕掛けた豊島に対し久保が反撃を開始。豊島が昼食休憩を挟み3時間11分と大長考すると、久保も58分の熟考で打ち歩詰め手順による自王の安全を読み切り、強く踏み込んでそのまま押し切った。終局は午後4時45分だった。

 第4局は19、20の両日、兵庫県尼崎市の都ホテルニューアルカイックで指される。

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2018年2月6日のニュース