三島監督「幼な子われらに生まれ」が特別賞 モントリオール映画祭

[ 2017年9月5日 11:16 ]

 三島有紀子監督の「幼な子われらに生まれ」が、カナダで開催されていた第41回モントリオール世界映画祭で最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞した。5日、日本の配給会社ファントム・フィルムが発表した。日本作品の同賞受賞は2014年の「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)以来となる。

 同作は作家・重松清氏の同名小説が原作で、家族のあり方を問い、不器用な大人たちの成長を描くヒューマンドラマ。浅野忠信(43)、田中麗奈(37)、宮藤官九郎(47)らが出演し、8月から各地で公開している。

 三島監督は「モントリオール世界映画祭の審査員特別賞をいただけて、海外の皆さまにも伝わったんだなあと、とてもうれしくて、とてもありがたくて、この喜びを、関わってくださったみんなで分かち合いたいです。スタッフ、キャストのみなさま、おめでとうございます。そして、この世に生きるすべての『DEAR ETRANGER』(英題)=親愛なる異質な人へ…ありがとうございます」とコメントしている。

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2017年9月5日のニュース