きん枝、19年に小文枝襲名へ 27年ぶり復活もいじられキャラ不変?

[ 2017年9月5日 05:30 ]

高津神社にある五代目桂文枝の碑の前で並ぶ(左から)桂文珍、桂きん枝、桂文枝
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 落語家の桂きん枝(66)が4日、四代桂小文枝を2019年春に襲名すると、大阪市内の高津神社で開いた会見で発表した。

 小文枝は明治時代に生まれた名跡。「上方落語四天王」の一人で師匠である故五代目桂文枝さんが三代目を名乗っており、それ以来27年ぶりの復活。話が持ち上がったのは3年前で当初は荷が重いと断っていたが翻意。「一歩一歩、師匠に近づけるように頑張りたい」と気合を込めた。

 ただ、シリアスだったのは一瞬。その後は上方落語界一の愛されキャラらしく、一門の後輩・桂文珍(68)からいじられまくり。「こんな頼りない人に任せていいのかという声も」に横でトホホ顔。「襲名で一皮むけるかもしれない。そこで思い出すのは…」と下半身にまつわる暴露話も飛び出し「やめて〜」と悲鳴を上げた。

 先輩の六代桂文枝(74)からも「私は功労賞だと思っている」と持ち上げられたがそれも“前振り”。「はっきりいって一門の問題児。心を入れ替えて、いい小文枝が出てきたなあと思われるようになってほしい」とくぎを刺された。

 それでも「明るさと何も考えない能天気さ」(文枝)はこの日も全開で、最後まで笑顔を絶やさず、会見は最後まで爆笑続き。名跡襲名後もきん枝のいじられキャラは、変わることはなさそうだ。

 ◆桂 きん枝(かつら・きんし、本名・立入勉三=たちいり・べんぞう)1951年(昭26)1月5日、大阪市城東区生まれ。高校卒業後に就職も退職。69年、三代目桂小文枝(後の五代目桂文枝)に入門し、きん枝と名付けられる。MBS「ヤングおー!おー!」、ABC系「プロポーズ大作戦」などでお茶の間の人気者に。現在は上方落語協会副会長で神戸・新開地に来夏開業する寄席の準備などを担当。

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2017年9月5日のニュース