NOBU再起へ 温水、オカリナら地元“宮崎組”が応援ジャケ

[ 2017年7月10日 06:30 ]

再起のメジャーリリースに向けて奮闘するNOBU
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 再起のチャンスをつかんだシンガー・ソングライター、NOBU(ノブ、29)に、故郷・宮崎県出身の芸能人らが応援団として立ち上がった。結果が出ずに3年前にレコード会社との契約を解除された苦労人。12日発売の4年ぶりのシングル「いま、太陽に向かって咲く花」でリベンジを目指す。

 “NOBU応援団”は新曲の限定盤CDのジャケットと音楽ビデオに友情出演。温水洋一(53)、「おかずクラブ」のオカリナ(32)ら5人が、太陽に力強い視線を送るジャケット写真に登場し、ビデオでも歌詞を口ずさんでいる。

 地道に頑張る人々の姿を、目立たずとも力強く咲く花に重ねた応援歌。既に最新の有線チャートで全国J―POPランキングなど3部門で1位を獲得し、発売前から支持を集める注目曲となっている。温水は「人々を元気づける素敵な歌。応援してます」とエール。友人の横浜F・マリノスの斎藤学選手(27)は母親が宮崎出身。「つらい時、苦しい時に力をもらえる」と話している。

 12年にデビューしたが芽が出ずに、2年で所属レコード会社との契約を解除された。その後、1人で全国のライブハウスを回った。そんな苦境の自分を勇気づけた曲が、21歳の時に兄に向けて書いたこの応援歌だった。「もっと多くの人に思いを届けられたら」と歌い続け、今春に音楽関係者から再度チャンスをもらった。

 現在は九州での店頭ライブでこの曲を歌う日々。観客には「あなたの花を咲かせてください」と言葉を添えて、「日々草」の種を贈っている。誰も見ていなくても、毎日のように咲く小さな花。「僕自身、多くの方に応援していただいてここまでこられた。期待に応えて、花を咲かせたいです」と力を込めている。

 ◆NOBU(ノブ)1988年(昭63)7月3日、宮崎県小林市生まれ。9歳で兄とバンド活動を始め、ドラムを担当。18歳時にバンドが解散しソロ歌手転向。12年「N.O.B.U!!!」名義でデビュー。目標とする歌手は小田和正や槇原敬之。趣味はスケートボード。

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