麻央さん 勸玄くんの晴れ舞台目前で…「1つの目標」叶わず

[ 2017年6月23日 11:46 ]

小林麻央さん
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 歌舞伎俳優・市川海老蔵の妻でフリーアナウンサーの小林麻央(こばやし・まお、本名・堀越 麻央)さんが乳がんのため、22日に亡くなった。「七月大歌舞伎」で最年少の宙乗りに挑戦する長男・勸玄くん(4)の姿を見るという「目標」は叶わなかった。

 麻央さんは22日夜、都内の自宅で死去した。

 勸玄くんは東京・歌舞伎座で7月3日から行われる「七月大歌舞伎」の夜の部の演目「駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)」で白狐(びゃっこ)役を演じ、海老蔵とともに最年少の宙乗りに挑む。

 海老蔵は8日にテレビ出演した際、勸玄くんの挑戦に麻央さんは「やめたほうがいい」と当初、反対していたことを告白。しかし「勸玄の思いと、全体的に出るということも経験であると。まあ1つの目標にしようと。7月にせがれが出るのを歌舞伎座に見に行くという1つの目標を立てようということで、彼女もそうしたいということになった」と、勸玄くんの晴れ姿を見ることを闘病の支えにしようと決めたことを明かしていた。

 麻央さんも16日に更新したブログで「勸玄が、7月大歌舞伎の夜の部に出演させて頂くことになりました。白狐のお役で、最年少の宙乗りに主人と共に挑戦致します」と告知。「ブランコもまだゆっくり座っているのに、心配ですが、本人は飛ぶ気のようで 皆様 ぜひあたたかくご観劇、見守って頂けましたら幸いです」と親心をつづっていたが、約2週間後に迫った息子の晴れ舞台を見ることは叶わなかった。

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2017年6月23日のニュース