「鬼平犯科帳」などプロデュース 能村庸一氏死去 76歳

[ 2017年5月21日 14:10 ]

 元フジテレビのアナウンサーで「鬼平犯科帳」「剣客商売」「御家人斬九郎」など数多くの時代劇をプロデュースしたことで知られる能村庸一(のむら・よういち)氏が今月13日午後5時26分、左腎細胞がんのため東京都内の病院で死去した。76歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者らにより執り行った。

 21日、フジテレビが発表した。

 青山学院大学文学部から1963年、アナウンサーとして入社。同期のアナウンサーは露木茂氏(76)ら。アナウンサーとして活躍後、数多くの時代劇の企画・制作に携わった。「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」「八丁堀捕物ばなし」「御家人斬九郎」「剣客商売」などレギュラー番組は約20本、「阿部一族」「忠臣蔵」など単発作品は約100本に及ぶ。

 99年には、時代劇の企画・プロデュースへの功績に対し「第36回ギャラクシー賞テレビ部門特別賞」を受賞した。

 著書に「第13回尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞 研究・考証部門」を受賞した「実録テレビ時代劇史」など。

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