さだまさし 借金35億円返すために生み出した“テク”はいつしか名物に

[ 2016年11月8日 21:29 ]

さだまさし

 歌手のさだまさし(64)が8日に放送されたテレビ朝日「人生で大事なことは○○から学んだ」に出演。28歳の頃に借金35億円を背負った理由と、それを返すための工夫を語った。

 デビューから6年で売り上げ650万枚をたたき出したさだは「(中国の)長江の最初の一滴を見たい」という思いから、長江の源流をたどるドキュメンタリー映画を撮影。自身が監督、主演を務めた自信作は撮影期間が1年半に及んだ。100人以上のスタッフの人件費は膨大なものとなり、撮影機材を日本から持ち込んだことでも費用がかさみ、結果的に35億円の借金が残った。

 借金を返すため、さだは年間180回ものコンサートを行い、ひたすら歌い続けた。だが、歌いすぎてのどをつぶしたら元も子もない。そこで思いついたのが、のどを休ませるためにトークを増やすというテクニック。いつしかトークがコンサート名物にまでなった。

 努力の甲斐あって、30年かけて借金完済宣言。この経験で「過去は変えられる」という教訓を学んだものの「絶対借金はしちゃだめ。過去は変えられるとか学んだけど、もっと奥にあるのは借金はするなよ」と主張した。

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2016年11月8日のニュース