吉田羊 初主演映画初日に目潤ませ…「皆様の顔が天使に見えます」

[ 2016年6月25日 10:29 ]

映画「嫌な女」初日舞台あいさつに登場した吉田羊

 女優の吉田羊(年齢非公表)が25日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「嫌な女」の初日舞台あいさつに、監督を務めた女優の黒木瞳(55)、W主演の女優木村佳乃(40)らと登壇した。

 桂望実さんの同名小説の映画化で、黒木初めての監督作品で、自らが原作にほれ込み、映画化権を取得した意欲作。黒木は「あいさつを聞いているだけで、感無量です」としみじみ。「何度も諦めようと思ったり、くじけそうになったりもした。撮影にはいってからも帰ろうかなと思ったことも1回だけありました。(竹内)まりやさんに弱音を吐いたこともあった」と苦労を重ねて出来上がった作品であったことを打ち明け、「きょうは大変緊張しております」と会場を見渡した。

 映画初主演となった吉田は「皆様の顔が天使に見えます」と初日の来場者を見渡し、感慨深げ。会場から「(公開初日)おめでとう!」の声に目を潤ませた。昨年8月の撮影を振り返り、「頭の硬そうな役をやっていますが、暑い夏を過ごさせていただいた」。黒木の演出について「女優が女優を撮るということで、演出にも瞳さんの要素が入ってくる。音にこだわる方なので、ドレミミじゃなくてソレミミでやってって言われて。宝塚に培ったものなので…最後までわかりませんでした」と女優監督の独特な演出に苦慮したことを明かした。木村も「初監督作品に参加させていただいて、光栄。監督としては大変厳しかったです。勉強になりました」と話した。

 同作は10月開催の第21回釜山国際映画祭に正式出品されることも発表。黒木は「たくさんの方に見ていただきたいので、嬉しい限りです」。吉田も「国によって嫌な女の捉え方も違うと思うので、反応を聞いてみたい」と期待を膨らませた。

 「Hey! Say!Jump」の中島裕翔(22)との交際が取りざたされている吉田。同作の完成披露試写会でもステージに上がるステップ前にパーティションを並べ徹底ガードしていたが、今回もステップ前の座席にテープを張り、1列目をつぶす念の入れようで、コメントすることはなかった。舞台あいさつには中村蒼(25)、古川雄大(28)、ラサール石井(60)も登壇した。

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