上野樹里 今度はタクト!ブラバン顧問役で土屋太鳳指導

[ 2016年5月4日 05:30 ]

映画「青空エール」で、主演の土屋太鳳演じる小野つばさを指導する吹奏楽部の顧問・杉村容子を演じる上野樹里

 女優の上野樹里(29)が、初めて音楽の指導者を演じる。土屋太鳳(21)の主演映画「青空エール」(監督三木孝浩、8月20日公開)に、高校の吹奏楽部の顧問役で出演。これまで「スウィングガールズ」(04年)、「のだめカンタービレ」(06~10年)で演奏者として作品をヒットさせてきたが、今度は指導者としてタクトを振る。

 「青空エール」は人気コミックの実写化で、吹奏楽と野球の名門校が舞台。初心者ながら吹奏楽部の門を叩いた小野つばさ(土屋)を厳しく指導するのが、上野演じる顧問で指揮者の杉村容子。常に全国大会制覇を見据える杉村に、初心者の小野は足手まといの存在。だが、ひたむきに頑張る姿を見て杉村は、徐々に考え方を変えていく。

 上野は音楽をテーマにした作品とともに成長してきた。主演した映画「スウィングガールズ」では、ビッグバンドジャズにのめりこむサックス吹きの女子高生を好演。ドラマ、映画で大ヒットした「のだめカンタービレ」では、変わり者の天才ピアニストを演じ、人気を不動のものにした。三木監督も「上野さんは“音楽の匂い”のする女優」と大きな期待を寄せる。

 現在撮影中で、「ジャズ、クラシックを体験してきて、今度はブラスバンドという流れに面白さを感じています」と上野。指導者へと役柄は変わるが、「“スウィング…”の時に腱鞘(けんしょう)炎になったり、仲間と泣きあったりという経験があるので、それを生かして役柄に向き合いたい」と意欲を見せている。

 今月25日が30歳の誕生日。役柄も年齢とともに変化。「生徒からの視線やプレッシャーに負けず、みんなを高みに連れていけるような存在になりたい」と話している。

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