声優の大平透さん死去 ハクション大魔王、喪黒福造、スーパーマンも

[ 2016年4月15日 05:30 ]

死去した大平透さん

 テレビアニメ「ハクション大魔王」の大魔王役や洋画の吹き替えなどで活躍した声優の大平透(おおひら・とおる)さんが12日、肺炎のため死去した。86歳。東京都出身。葬儀は近親者で行われた。後日、お別れの会を開く。

 大平さんはラジオのアナウンサーを経て声優になり、テレビの草創期から活躍。2年前から体調を崩していたが、昨年7月にドラマCDのナレーションの仕事を務め、年末には所属事務所の謝恩会にも出席していた。

 1956年に放送された米国のテレビ「スーパーマン」の主人公クラーク・ケントの吹き替えを担当。「スパイ大作戦」で主人公にテープの音声で指令を伝える「おはよう、フェルプス君」というせりふでも注目を集めた。アニメでは「ハクション大魔王」で大魔王を演じたほか、藤子不二雄(A)さん原作の「笑ゥせぇるすまん」では喪黒福造の声を担当し人気となった。

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