今秋NHK朝ドラは「べっぴんさん」子ども服作りに生きるヒロイン

[ 2016年1月13日 14:04 ]

 NHK大阪放送局は13日、今年度後期の連続テレビ小説(10月3日スタート、月~土曜前8・00)が「べっぴんさん」に決まったと発表した。昭和の神戸、大阪を舞台に、ヒロインが戦後の焼け跡の中で子ども服作りにまい進する姿を描く。

 脚本は、フジテレビ「名前をなくした女神」「サキ」などの渡辺千穂氏が担当。実在の人物をモデルとするが、「激動の時代を生きた女性たちの人生の物語」として大胆に再構成するという。

 神戸の山の手で何不自由なく育ったヒロイン「すみれ」は18歳でお見合い結婚。娘を授かるも、戦争によって順風満帆だった人生は一変する。夫は出征し、家は焼け、財産は没収されたが、生活のために子ども服作りをスタート。仲間の女性たちと企業し、夫とぶつかりながらも日本初の総合子供用品店をオープンさせる…というストーリー。フリーの羽鳥慎一アナウンサー(44)と2014年8月に結婚し、自身も初の出産を前にしていることを公表した渡辺氏は「私は今、脚本家としてこのタイミングでこの企画と出会えたことを、運命のように感じています」とコメントしている。

 タイトルは美人を表す「べっぴん」と、「特別によい品物」を表す「別品」の2つの意味を込めた。「ヒロインが真摯に作り上げる子ども服は、それを着せる母親、着る子どもにとって、この上ない愛情に包まれた「別品」に他なりません。また、生き方の美しいヒロインの姿はまさに『べっぴん』です」と話している。

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2016年1月13日のニュース