「必殺シリーズ」山本美月は琴の爪 和田アキ子は“撲殺”

[ 2015年10月31日 07:40 ]

「必殺仕事人2015」で仕事人“泣きぼくろのお宮”を演じることになった山本美月

 モデルで女優の山本美月(24)がテレビ朝日系のスペシャルドラマ「必殺仕事人2015」(11月29日、後9・00)で仕事人“泣きぼくろのお宮”を演じることになった。2007年から東山紀之(49)主演で、主人公が中村主水から渡辺小五郎に代わった新シリーズ。雑誌「CanCam」専属モデルとして活躍しながらも着実に女優としても実績を積む山本が“必殺”の世界に新しい風を吹き込みそうだ。

 縁切り寺を舞台に騒動が巻き起こる。お宮は夫・陣八郎とともに仕事人稼業をする女で、琴の爪で標的の喉をかき切る。

 「必殺シリーズ」は1972年、作家・池波正太郎氏の「仕掛人・藤枝梅安」を原案として「必殺仕掛人」でスタート。弱者の恨みを裏稼業の仕事人が晴らすというモチーフは現在まで脈々と続いている。

 連続ドラマは31を数え、映画やスペシャルドラマを含めると膨大な作品数となるが、40年以上の歴史の中でも78年12月スタートの「翔べ!必殺うらごろし」はかなりのキテレツ作品だ。主演は中村敦夫(75)で毎回必ずオカルト現象が起こるという展開。仕事人役を務めた和田アキ子(65)の必殺技が“撲殺”というのも衝撃的だった。マニアの間では話題になる作品で、制作のテレビ局関係者も「相当な異色作でした」と苦笑いだった。

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