ななみ サイレントストリートライブ「心がつながったきがする」

[ 2015年10月14日 05:30 ]

サイレントストリートライブを行ったシンガー・ソングライターのななみ

 シンガーソングライター・ななみ(22)が、今までのストリートライブの概念を変える新しい活動を始め、注目を集めている。

 ストリートライブとは、街中や駅周辺でゲリラ的にライブを行うことだが、騒音問題などを理由に警察に止められてしまうという側面もある。ななみも、全国各地でストリートライブを行う中、さまざまな制約を感じ、新たな可能性を模索してきた。そこで考えついたアイデアが、サイレントストリートライブだ。

 神奈川・桜木町駅東口広場に突如出現した透明のキューブ型アクリルケース。その中で、ギターをかき鳴らし歌う。キューブの中で歌う彼女の声は、街の騒音にかき消されてしまうのだが、街頭で配られるヘッドホンをつけることでパワフルな彼女の声がダイレクトに聴こえてくる。まさに21世紀型ストリートライブと言えるだろう。サイレントライブは、過去に海外のクラブシーンなどで話題になったが、ストリートライブに応用するのは初の試み。生のライブとテクノロジーが融合した新たな挑戦と言えるだろう。ライブ終了後には「ヘッドホンを通じて私の心とみんなの心がつながった気がする」と語った。街の人々も突然現れたキューブと彼女の歌に「ヘッドホンで密封されるので、普通のストリートライブとは異なり、集中して音楽の世界に浸れる」とコメントした。11月11日には、ミニアルバム「Lovin’you あなたとつながる6つの方法」が、5月に発表されたファーストアルバム「ななみ」に続き発売される。これからの活躍から目が離せない。

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