すっちー“花紀魂”継承誓う「新喜劇を次の世代に残していきたい」

[ 2015年8月11日 09:10 ]

会見で笑顔をみせる、すっちー

 吉本新喜劇座長のすっちー(43)が10日、大阪市内で「大坂の陣新喜劇~成安道頓 夢を掘った男~」(10月2~11日、大阪・なんばグランド花月)の発表会見に出席し、5日に亡くなった喜劇俳優の花紀京さん(享年78)について、「出るだけで面白いことが起きると思わせる存在感が凄い。あそこを目指したい」と“花紀魂”を継承することを誓った。

 すっちーは1996年に漫才コンビ「ビッキーズ」を結成、2007年9月に解散。同10月に新喜劇入りし、昨年6月に座長に就任した。花紀さんは03年5月に自宅で入浴中、低酸素脳症で倒れて長く療養したため、共演経験はなかった。台本の本筋を重視し、芝居の流れで笑わせる花紀さんをお手本にしていると言うすっちーは、「花紀さんの“パチパチパンチ”は忘れられません…違う人のギャグですね」と島木譲二(68)の人気ネタを織り交ぜて笑わせると、「歴史に名を残した方が築いた新喜劇を次の世代に残していきたい」と力を込めた。

 舞台は昨年10月から始まったシリーズ第3弾。道頓堀開削400年にちなんで、開削に携わった豪商・成安道頓の奮闘を描く。

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