C―C―B笠浩二 元同僚の逮捕を謝罪「悲しみが続かぬよう祈る」

[ 2015年7月3日 13:48 ]

89年のC―C―B。左から2人目が田口容疑者

 「Romanticが止まらない」の大ヒットで1980年代に活躍したロックバンド「C―C―B」のドラム・笠浩二(52)が3日、自身のフェイスブックを更新。前日2日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで元メンバーの田口智治容疑者(54)が現行犯逮捕されたことに「ただメンバーとして申し訳なく、謝ることしかできません」と謝罪した。また、C-C-Bのプロデューサーを務める松木隆裕氏が同日、C-C-B名義で予定していた音楽イベント、コンサートへの出演を当面の間、すべて辞退することを発表した。

 バンドは89年に解散。田口容疑者はキーボードを担当。6月14日からバンドの復活ツアーが予定されていたが、ベースの渡辺英樹(55)が大動脈解離を発症したため急きょ中止に。田口容疑者もツアーに参加予定だった。

 笠は「渡辺英樹入院以来、僕自身の心はとても信じられないほど弱ってしまいました。今までの結成話と違い、これからも多くの作品を残せると感じながら、可能性を感じながらの歩みが始まろうとしていました。メンバーそれぞれ解散して以来たくさんの経験をして、努力もした。音楽を続けていくつらさも知り、音楽をできる幸せも知ったと思います。そんな時だからこそ、再結成して多くのことを形にし新しいC―C―Bの作品を作ることができると考えていました」。その矢先の元同僚の逮捕…。
 
 「しかし、今回の田口君の件では、一体なぜ?どうしてと思う以外、僕には何の言い訳もできないのです。そして、ただメンバーとして申し訳なく、謝ることしかできません。できるならC―C―Bというバンドがこれ以上悪い方向へ行かないように、悲しいことが続かないように、今は祈るだけで…それだけです」と心境を吐露。

 「応援してくれている皆さまには、度々ご迷惑、ご心配お掛けして申し訳ございません。彼自身の反省と言葉は、また機会をもって言える時が来ると思います。社会的責任、罪は必ず償ってくると思います。僕自身も今はそれしか言えないことを、どうぞお許しください。本当に申し訳ございません」と謝罪した。

 田口容疑者は2日午前11時35分ごろ、自宅で覚せい剤1・95グラム(末端価格13万6500円相当)を所持した疑いで、神奈川県警に逮捕された。

続きを表示

2015年7月3日のニュース