モー娘。’15 恩師へ誓いの熱唱「つんく♂さんの分も愛込めて歌う」

[ 2015年4月16日 05:30 ]

都内で新曲「青春小僧が泣いている」発売イベントを行ったモーニング娘。’15

 「モーニング娘。’15」が15日、都内で新曲発売イベントを行った。“育ての親”のプロデューサーつんく♂(46)が4日に声帯を全摘出し、声を失ったことを公表して以来、「ハロー!プロジェクト」のメンバーでは初めて報道陣の前に現れ、「つんく♂さんの分も私たちがしっかり愛を込めて歌っていきたい」と決意を新たにした。

 声帯摘出は報道で知ったといい、その後はメンバーそれぞれが「お大事になさってください」などのメールを送った。この日はつんく♂から「しっかり頼んだで。心を込めて、愛を込めて歌ってきてや」というメッセージが届いたという。

 この日、披露した新曲「青春小僧が泣いている」について、つんく♂は12日のブログで「いろいろあるのが人生、泣きも笑いも出会いも別れも。泣いたっていいじゃないか。そして、泣くのはこれが最後!って毎回思っていいじゃないか」との思いを込めたとつづった。声を失う自らの試練をも思わせる歌詞。リーダー譜久村聖(18)は、「あの日以来、歌えるということの大切さ、尊さをあらためて認識した」と力を込め、「苦境に立っても、できることを見つけて取り組んでいるつんく♂さんは凄い。私たちも(曲を通じ)たくさんの人に夢や希望を与えるという務めを果たしたい」と話した。

 昨年9月に新メンバー4人の加入が決まって以来、シングル発売は新体制で初めて。両A面曲の「夕暮れは雨上がり」と合わせ、つんく♂はブログで「絶妙な感覚で仕上がったと思っています」と自信を見せている。いずれもまだ“師匠”の前では披露していないといい、鞘師里保(16)は「私たちの声で、ここまで完成させたということを伝えたい」と、恩返しの日を心待ちにした。

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