たけし 立川梅春になる!?「これからは落語じゃないかって」

[ 2015年3月8日 19:39 ]

ピコピコハンマーでポーズを取るビートたけし(左)と所ジョージ

 タレントのビートたけし(68)が8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたNHKBSプレミアム「たけしの『これがホントのニッポン芸能史』」(21日後7・30)の取材会に“親友”でタレントの所ジョージ(60)とともに出席。これからは「落語」という持論を展開した。

 たけしが独自の切り口で「日本の芸能史」を語る番組。今回は「漫才師」を中心に芸人たちの知られざるエピソードなどを交えながら、独自解釈や貴重映像で「漫才」の歴史を紹介していく。

 収録を終え、たけしは「漫才は自分でもやっていたから、自分のを見るのは辛いなと思ったけど、まあまあ出来がいいなと」と笑いつつ「昔のものでもいいものはいいんだって。スタンダートナンバーになっている。かえって今の漫才よりもいい」と力説。所も「見ていて、本当に楽しかった。お祝いの席にぜひ来てほしいっていう人は今空いてるんじゃないですかね。スタンダードは今見ても本当にいいし、今来てほしい。今の芸人さんたちがこれを見たら反省するんじゃないですかね、圧倒的にパワーが違う」と続けた。

 「ブームの時の力、先輩はすごい。(今とは)視聴率でも圧倒的に違う。(漫才ブームの頃は)25~30%だったからね。出来が悪い時、外を歩くのが嫌だったぐらい。それぐらい周りが巻き込まれていたからパワーも違う」と振り返ったたけし。「オンタイムで見るかとかあるから、人気があるのかはわかりづらい」と若手たちに理解を示しつつも「ただ、これからは落語じゃないかって思っている」と落語への期待を語った。

 TBS系スペシャルドラマ「赤めだか」(放送日未定)では立川談志さん役で出演しているたけし。「ドラマで落語をやるんだけど、お客を入れてやるからやっぱりあがるよね。いくら舞台を踏んでいてもあがる」としみじみ。「あまりにも落語界にも人材不足の時代があったけど、俺が落語家になってひっかき回しちゃおうかな。(立川)談志さんの弟子だったけど、(立川)談春さんの弟子になって、梅春(ばいしゅん)っていうので。立川梅春!」と笑った。

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