テレ東番組 大塚周夫さん追悼 最後の作品「芝居をしてやった」

[ 2015年1月25日 22:10 ]

大塚周夫さん(2006年8月撮影)

 今月15日に亡くなった声優の大塚周夫さん(享年85)がナレーターを務め、最後の仕事になったテレビ東京「1位じゃなくっていいじゃない」(後7・54)が25日に放送され、ラストで「この番組が最後の作品となったナレーター故大塚周夫さんのご冥福をお祈りいたします」と白バックに黒字の画面を映し、大塚さんを追悼した。

 SMAPの稲垣吾郎(41)と草なぎ剛(40)が1988年のグループ結成以来初となる2人だけの司会。さまざまなジャンルから、1位じゃなくても輝いている人やものを紹介した。

 長男で声優の大塚明夫(55)は「1月15日に行われた収録後、本人は『ナレーションではなく芝居をしてやった』と楽しそうに話しておりました」と父の様子を明かし「今夜のテレビ東京。親父のナレーションの合間に、私の声が4カ所入ってます」と最後の“親子共演”に。エンドロールでも、父子で名前を連ねていた。

 大塚さんは日本のテレビアニメの草創期から活躍。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男、「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王、「美味しんぼ」の海原雄山などを演じた。俳優としてもNHK大河ドラマ「春日局」をはじめ多くのテレビドラマに出演した。

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