渡辺謙「沈黙」撮影に参加できず…スコセッシ監督と10年越し企画

[ 2015年1月3日 13:18 ]

渡辺謙

 俳優の渡辺謙(55)が、遠藤周作の名作「沈黙」を映画化する巨匠マーティン・スコセッシ監督(72)の最新作「サイレンス」の撮影に参加できなくなった。3日、自身のツイッターで明らかにした。

 「昨年秋に撮影に入るはずだった『沈黙』は撮影が延びたため、参加できなくなりました」と報告。「マーチンとは10年越しの企画だったので、残念です」と心境をつづった。

 キリシタン禁制が敷かれた17世紀の日本を舞台に、ポルトガル人宣教師ロドリゴの苦悩を描く。撮影地は台湾を予定し、渡辺はロドリゴの通訳を演じると伝えられていた。

 スコセッシ監督が「クンドゥン」(1997年)の次回作として企画していたが、15年以上もクランクインに至らず、2012年8月にはプロデュースを手掛ける製作会社から提訴された。しかし、スコセッシ監督が13年1月、次回作を「沈黙」にすると公言していた。

 渡辺は「おなかを壊して寝正月な2015年の始まりです」と新年のあいさつ。4月からは米ブロードウェーで全編英語のミュージカル「王様と私」の主演に挑戦。「7月5日の『王様と私』の僕の千秋楽までは他の仕事は一切入ってません。集中してます!」と気合が入っている。

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2015年1月3日のニュース