ゆうばりファンタ 来年も開催決定「世界で一番、楽しい映画祭」

[ 2014年12月10日 12:30 ]

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のキービジュアル(C)KAIDA Yuji

 北海道夕張市で開かれる冬の風物詩「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が来年も開催されることが決まった。第25回のアニバーサリーイヤーとなり、2月19~23日に「アディーレ会館ゆうばり」をメーン会場に行われる。

 新キャッチコピーは「世界で一番、楽しい映画祭」。参加して楽しい映画祭の理念の下、映画の普遍的な魅力を北の大地から発信する。

 今回のキービジュアルは「怪獣絵師」の異名を取るイラストレーター・開田裕治氏(61)が特別に描き下ろし。雪降る中、大きく翼を広げた巨大な虎が「アディーレ会館ゆうばり」の上に陣取り、目や大きく開いた口から光を放つという幻想的なビジュアルに仕上がった。

 1990年にスタート。ヤング・ファンタスティック・グランプリ部門グランプリは第13回(2002年)「猟奇的な彼女」(監督クァク・ジェヨン)など。

 ▼開田裕治氏 2014年に初めて映画祭に参加させていただきましたが、アディーレ会館ゆうばりでの開催が次回で最後と聞きましたので、迷わずメーンモチーフとさせていただきました。虎や建物から漏れる光は子どものころに見た映画館の映写窓の光の記憶から。父親に連れられて見た怪猫映画が恐くて恐くてスクリーンに向かい合うことができず、イスの背にしがみついてずっと後ろを見ていたという私の最も古い記憶の1つです。

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2014年12月10日のニュース