「ラスト・ソウルマン」米歌手ボビー・ウーマックさん死去 70歳

[ 2014年6月28日 11:25 ]

2009年4月、ロックの殿堂入りを果たし、授賞式で歌うボビー・ウーマック氏(AP)

 「ラスト・ソウルマン」と呼ばれる米歌手のボビー・ウーマックさんが亡くなったことが28日、分かった。米メディアが報じた。70歳。オハイオ州クリーブランド出身。

 27日に死去。死因は不明。
 
 兄弟とともにゴスペルグループで活動中、サム・クックに認められ、サムのレーベルと契約。1964年のシングル「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」は、ローリング・ストーンズによるカバー版が全英1位のヒットを記録するなどとした。

 64年12月にサムが射殺された後はソロ活動を開始。72年のシングル「ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット」は、ビルボード誌のR&Bチャート1位を獲得した。同年、映画「110番街交差点」のサウンドトラックを担当。主題歌「110番街交差点」は、97年公開の映画「ジャッキー・ブラウン」(監督クエンティン・タランティーノ)でも使用された。

 2009年にはロックの殿堂入り。大腸がんを克服し、12年2月には17年ぶりの来日公演を実現。同年、18年ぶりのスタジオ・アルバム「ザ・ブレイベスト・マン・イン・ザ・ユニバース」もリリースした。

 さらに、アルツハイマー病を患っていることも告白。昨年5月にも来日公演を行った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月28日のニュース