愛之助 堺親善大使に 出身地に“恩”返し

[ 2014年6月27日 19:14 ]

 「恩返し、やっちゃうわよ」。歌舞伎俳優の片岡愛之助に、出身地の堺市が27日、堺親善大使を委嘱した。市役所で開かれた委嘱式には、10倍以上の倍率から抽選で選ばれたファンや市民約160人が駆けつけた。

 紋付きはかま姿の愛之助が登場し、深々と一礼すると大きな拍手が起こった。竹山修身市長は「日本や世界にPRしてください」と、委嘱状のほか、親善大使の名刺と堺市の伝統産業である注染のシャツを渡した。

 竹山市長とのトークショーでは、宣教師フランシスコ・ザビエルをもてなした豪商の屋敷跡に造られた「ザビエル公園」でよく遊んでいたなどと思い出話を披露した。愛之助は現在も市内に住んでおり「堺は親のような存在。帰ってくると落ち着く」と話した。

 一番PRしたいのは、世界遺産登録を目指す仁徳天皇陵。「頑張ってアピールするが、まずは地元の人が行って、良さを広めてほしい」と市民に協力をお願いした。

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2014年6月27日のニュース