TBS社長 苦戦の「あさチャン」テコ入れ指示を明言

[ 2014年4月23日 14:26 ]

 TBSの定例会見が23日、東京都港区の同社で行われ、石原俊爾社長(68)が4月改編でスタートした朝の情報番組「あさチャン」(月~金前5・30~同800)についてテコ入れを指示したことを明かした。

 4月クールについては「レギュラー番組がスタートした2周目はゴールデン、プライムともに2位。3週目はいずれも3位とまずは好調なスタートが切れた」と評価。好調の要因として、木曜ドラマの「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜」(木曜後9・00、2話平均13・1%)、金曜ドラマの「アリスの棘」(金曜後10・00、2話平均13・2%)の新作ドラマ、さらに木曜午後10時「櫻井有吉のアブナイ夜会」(初回11・2%)をはじめとする新バラエティーの好スタートを上げた。

 「ドラマはいずれも平均で13%を超えており、木曜バラエティーも2桁でスタートを切れた。報道・情報色を強めた『新・情報7days ニュースキャスター』も2度15%を超え、かつての水準に戻ってきた。日曜日にも『ルーズヴェルト・ゲーム』(27日スタート、日曜後9・00)も始まりますので、4月クールのドラマはかなり充実したラインアップで私も大いに期待している」と手応え。22日スタートの「なるようになるさ。」(火曜後10・00)は初回2時間スペシャルで9・4%と低調な滑り出しとなったが「火曜日はもともと苦戦していた曜日。そういう意味では、もっといってほしかったが善戦した」と一定の評価を示した。

 一方、同局の4月改編の大きな目玉であった朝帯のリニューアルは苦闘。「『あさチャン』『いっぷく』は苦戦している。特に「あさチャン」には情報量を増やすなど、迅速にテコ入れを行うよう指示した」とテコ入れを指示したことを明かした。「視聴習慣がつくまでは時間がかかるとは思っている。まだスタジオの試行錯誤が落ち着いていないのかなと感じている。なるべく視聴者の知りたがる、求める情報をきちんと出していけばいずれは視聴者の支持が得られるのではと。見守っていきたい」と今後に期待した。

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2014年4月23日のニュース