大滝詠一さん 最期の言葉は「ママ、ありがとう」

[ 2014年3月21日 18:10 ]

大瀧詠一さんお別れ会の祭壇

 昨年12月30日に解離性動脈瘤(りゅう)のため死去したミュージシャンの大滝詠一さん(享年65)のお別れの会が21日、都内のSME乃木坂ビルで営まれ、250人が参列した。

 夫人の静子さんはあいさつで大瀧さんが亡くなった時の様子を明かした。

 大瀧さんは亡くなる1週間ほど前に風邪をひき2日間寝込んだという。実際は風邪の症状がなかったものの、足腰に力が入らず立って歩けない状態となり「俺、脳が疲れたよ」と言っていたという。病院に行くことを勧めたものの「3月の仕事が終わるまで病院には行けない」と行かず、そのうちに体調も戻ったという。

 亡くなった12月30日にはスタジオから帰宅、夕食前に大瀧さんがリンゴの皮をむいている時に突然「ママ、ありがとう」と大きな声で言って倒れたという。救急車を呼び、到着まで心臓マッサージをしたが、そのまま帰らぬ人となった。静子さんは「最期の言葉は、全て支えて見守って下さった方々に『ありがとう』と代わりに御礼を述べてほしい、ということだったのだと思います」と語った。

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2014年3月21日のニュース