大島優子 卒業後は「歌わない」 ラストMステで宣言

[ 2014年3月21日 19:05 ]

最後の「ミュージックステーション」出演となったAKB48の大島優子

 6月2日の劇場公演で卒業することが決まったAKB48の大島優子(25)が21日、テレビ朝日「ミュージックステーション 3時間スペシャル」(後7・00)に生出演。この夜が最後のMステとなった。

 番組冒頭、司会のタモリ(68)に水を向けられ、大島は「寂しいですね、タモリさん」と感傷に浸りつつ、笑みを浮かべた。

 歌唱前のトーク。大島の歩みを振り返るVTRが流れた。

 第2回選抜総選挙(2010年)で1位に輝き、グループを引っ張る自覚が芽生えた一方、映画「櫻の園」(08年)で演技への思いが特に強まった。12年にはメンバー全員の夢・東京ドーム公演を実現。「AKB48としての自分は、すべてやりきった」と感じるようになった。

 タモリが「本当に歌わないんだ、卒業したら」と聞くと「はい、歌はやらないですね。ソロデビューもしてないですし。歌で表現することよりも、お芝居で表現することを突き詰めていきたいなと思います」と語った。

 タモリが「歌わないことへの未練や後悔は?」と再確認すると「ないですね。いっぱい歌わせていただきましたので」とキッパリ。卒業を意識したのは「19歳」といい、多くのミュージックビデオで芝居のシーンを撮るうちに演技のおもしろさに気付いたという。

 この夜の1曲目は、最後のセンターを務めた「前しか向かねえ」(今年2月発売、35作目)。

 「ミュージックステーションさんは生放送なので、トークでどんな会話をするのかとドキドキしたり。いつも曲調のイメージに合わせた素敵なセットを作ってくださったり。あとは毎回、全メンバーを狙ってくださる素敵なカメラワークがあったり。AKB48が出るたびに、みんないつもキラキラ輝かせていただきました。タモリさんをはじめ、番組のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました」とあいさつ。

 続いて卒業曲「今日までのメロディー」をテレビ初披露した。

 うっすら目も潤んだが、最後は自身初のセンターを務め、今年2月にYouTubeで再生回数1億回を突破した「ヘビーローテーション」(2010年8月発売、17作目)。テンション高く、にぎやかに熱唱した。

 今月29、30日の東京・国立競技場ライブで卒業セレモニーが行われ、4、5月は劇場出演はないものの、握手会などに参加。最後は原点の劇場における卒業公演をもって8年のアイドル活動にピリオドを打ち、本格的に女優の道へ進む。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月21日のニュース