紅白“アイドル祭”で打倒半沢視聴率 史上最多12組出場

[ 2013年11月26日 05:30 ]

第64回紅白歌合戦出場歌手発表会見、壇上でポーズを取る初出場者たち

 大みそかの「第64回NHK 紅白歌合戦」(後7・15~11・45)の出場歌手が25日、東京・渋谷の同局で発表された。総勢51組で、初出場は9組。アイドルグループが昨年より2組増え、史上最多の12組が出場する。

【出場歌手一覧】

 7組47人が並んだステージ。そのうちアイドルグループが3組39人を占め、会場は華やかなムードに包まれた。

 大阪を拠点に活動するNMB48は、グループ結成4年目で悲願の単独出場が実現。山本彩(20)は「大阪は(女性)アイドルが育たないと言われるけど、大阪でもアイドルが育つとアピールしたい」と強調。Sexy Zoneの佐藤勝利(17)は「若さを生かしたパフォーマンスと踊りで元気を届けたい」とアピールし、EXILEの妹分「E―girls」のAmi(25)は紅白を最後にパフォーマーを勇退するHIRO(44)に「育ててくれた恩返しができる」としみじみ語った。

 年々増えるアイドルグループ。今年は昨年から2組増え、史上最多の12組。AKB48が初出場した07年の6組から倍増した。狙いは視聴率の獲得。昨年は第2部で42・5%(関東地区、ビデオリサーチ)を記録し全番組のトップに輝いたが、今年は強力なライバルが立ちはだかる。最終回で42・2%を記録した大ヒットドラマ「半沢直樹」。エンターテインメント番組部の古谷太郎部長がこの日、取材に対し「高ければ高いに越したことはない」と目標視聴率に異例の言及をした通り、NHK側も強く意識している様子。

 紅白の“大型化”の流れも続きそうだ。昨年はAKB48が計170人、単独出場したSKE48が62人で登場。一昨年もNYCが244人のジャニーズJrたちを引き連れて話題になった。アイドル枠の増加で今年も出場者の数が増える可能性は強くにぎやかなステージが本番を盛り上げそうだ。

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