さすがお千代さん…歌手仲間も最後の新曲に感動「命を削った歌声」

[ 2013年11月14日 18:43 ]

島倉千代子さんの葬儀・告別式後に報道陣の質問に応える堀内孝雄

 「人生いろいろ」「東京だョおっ母さん」などのヒット曲で知られ、肝臓がんのため8日に75歳で死去した歌手の島倉千代子さんの葬儀・告別式が14日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、石川さゆり(55)、舟木一夫(68)、細川たかし(63)、水前寺清子(68)ら歌手仲間など関係者約1000人、ファン約2000人の合計3000人が駆けつけ、島倉さんと最後のお別れをした。

 葬儀・告別式の冒頭では、亡くなる3日前の今月5日に自宅でレコーディングされた新曲「からたちの小径(こみち)」(作詞・喜多條忠、作曲・南こうせつ)が流され、参列した多くの歌手仲間もその歌声に耳を傾けた。

 細川は「死の数日前にあんなにパワーがあるなんて。元々キレイで細い声ですからね、感動しました」。新沼謙治(57)は「やっぱり歌手。声が震えてるように聴こえてきて、心の叫びですね」。舟木も「お千代姉さんのけじめ」と続け、そのパワーに感服した。

 川中美幸(57)が「驚きました。亡くなる前に(あんなに歌えるなんて)考えられないです。歌に支えられて、歌が命だったんだなと改めて感じた。先輩の歌を若い世代に私たちが伝えていかないといけない」と話せば、大月みやこ(67)は「明るく素敵に歌ってらっしゃって、(聴いていて)少し幸せだった」。

 作曲を担当した南こうせつ(64)とも親交のある堀内孝雄(64)は「命を削って歌ったという歌声だった。最後の曲をこうせつさんが作ったんだなと思って、縁(えにし)のように感じた」としみじみしていた。

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2013年11月14日のニュース