再起目指す小林幸子 巨大衣装で夏フェスにサプライズ参戦

[ 2013年9月17日 08:30 ]

「コヤブソニック2013」にシークレットアーティストとして登場し、熱唱する小林幸子

 演歌歌手の小林幸子(59)が16日、大阪市内で吉本新喜劇座長の小籔千豊(40)が主宰する音楽とお笑いの融合フェス「コヤブソニック 2013」最終日にサプライズ出演した。事務所トラブルがあった昨年からの逆境をはねのけようと新境地に挑戦中で、フェス初参戦もその一つ。再起を目指し、「人間万事、塞翁(さいおう)が馬ですから」と自然体を強調した。

 小林は純白のウエディングドレス風の電飾衣装で登場した。数年前からツアーなどで使用している衣装で、電飾量は3割増し。舞台装置も今回1メートル高くせり上がるようバージョンアップした。「もしかしてPART2」を熱唱すると、♪もしかして、の直後に客席から入る「フォー!」という“合いの手”にノリノリで、「くせになりそう」と来年以降のコヤソニ参加にも意欲を見せた。

 事務所の幹部解任騒動があった昨年は逆風が吹き荒れた。今年のデビュー50周年を前に不可欠だったNHK紅白歌合戦連続出場が33回で途切れた。逆境をはね返そうと、50周年ツアーを開催しているほかインターネットの動画サイトに歌唱場面を投稿するなど、新天地に挑むことで出直しを図っている。

 コヤソニ出演もその一環で、夏フェス参戦は初めて。小林の事務所関係者によると、今年春ごろに小籔サイドから打診があり、「新しいことに挑戦したい」と応じた。

 関係者は2年ぶりの紅白へ向け、「今回のコヤソニなど楽しい話がいっぱい出ている。アニバーサリーの年なので(紅白の)オファーがあればうれしい」と打ち明けた。小林は「人間万事塞翁が馬。いいことばかりでもないけど、悪いことも続きませんから」と再起へ意欲を見せた。

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