里見浩太朗「まだまだ足腰しっかり」 久々立ち回りに意欲満々

[ 2013年8月29日 15:52 ]

舞台「真田十勇士」初日を前に、勢ぞろいした(左から)賀来千香子、倉科カナ、上川隆也、柳下大、里見浩太朗

 上川隆也(48)主演の舞台「真田十勇士」が30日、東京・赤坂ACTシアターで初日を迎える。本番を翌日に控え、上川をはじめ、里見浩太朗(76)、柳下大(25)、倉科カナ(25)、賀来千香子(51)といった出演者が29日に劇場で取材に応じた。

 主人公の真田幸村を演じる上川は2カ月間の稽古を振り返り、「幸せな稽古期間だった。何度も本番さながらに通すことができたし、とてもいい状態に仕上がっている。あとは出走するだけという感じ。初日が心待ちで仕方ない」と充実の表情。作品の仕上がりにも「衣装もそうですし、殺陣もそうですし、物語の中にトリックも仕掛けられているし、ビジュアル的にもストーリー的にも楽しんでいただける。アクションあり、スペクタクルあり、恋愛あり、トリックありと、いろんなエンターテインメントが満載になっている」と上川。再演についても「やりますよ。断られない限り」と早くもやる気満々だ。

 幸村の宿敵・徳川家康を演じる里見は「僕も何十年も立ち回りの世界で生きてきましたが、皆さん、本当によく動く。僕の時代にこんなに動いてたかなって疑問に思うぐらい、動きがある。それが1つの見せ場です」。「(若者のファンを奪う)覚悟でやってきた」という里見だが、自身も殺陣を披露する。「まだまだ足腰はしっかりして、動いている。幸村との一騎打ちですから、僕としては納得のいく殺陣をやらしてもらったという気持ち。猿飛佐助のファンも幸村のファンも家康に来いよ!って思いです」とニンマリ。「徳川家康は水戸黄門のお爺さまですからね、頑張りたい」と自身が演じていた水戸黄門を引き合いに、意気込んだ。

 そんな里見の殺陣について、上川が「稽古場にいるみんなが魅了されてますから」と話せば、柳下も「(稽古場で)ニヤニヤしながら、ゾクゾク震えながら見てました。言葉にできない感じ」と興奮気味に話した。

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2013年8月29日のニュース