猿翁、猿之助、中車が襲名披露 南座顔見世に仁左衛門ら出演

[ 2013年8月29日 13:05 ]

記者会見で「吉例顔見世興行」への意気込みを語る市川中車。中央は市川猿之助

 京都・南座で開かれる歳末恒例の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」の演目と出演者が29日、大阪市内で発表された。二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車(香川照之)の襲名披露公演に当たり、片岡仁左衛門や坂田藤十郎ら人気俳優が顔をそろえた。

 昼の部は、中車が「ぢいさんばあさん」に、猿之助が「義経千本桜 川連法眼館の場」で宙乗りに挑む。

 夜の部は、仁左衛門らの「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」、猿翁らの口上と続き、「黒塚」に猿之助や中村梅玉ら。

 会見で猿之助は「家に伝わる狂言を上演できて喜んでいる。気を引き締めてつとめたい」、中車は「少しでも前に進まねばならないという思いで、ぶつかっていきたい」と襲名披露公演への意気込みを語った。

 公演は11月30日から12月26日まで。

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2013年8月29日のニュース