小林旭 浅丘ルリ子と半世紀ぶり共演 黄金コンビ復活は電話一本で

[ 2013年6月21日 06:00 ]

約50年ぶりに共演した作品の稽古を公開した小林旭と浅丘ルリ子

 小林旭(74)が、27日から東京・五反田ゆうぽうとホールで上演される公演「熱き心で突っ走れ!夢コンサート」で浅丘ルリ子(72)と51年ぶりに共演する。

 20日は都内で稽古を公開。「映画の感覚しかなかったから、舞台で共演するとは…」と半世紀ぶりの顔合わせに照れ笑いした。

 舞台は芝居と歌謡ショーの2部構成。1部の時代劇では、小林が織田信長、浅丘が正室の濃姫を演じる。この日は、小林・信長が浅丘・濃姫の肩を抱き寄せ、天下統一の夢を語るなど、劇名どおり「熱いシーン」を披露してアピール。

 小林によると、歌謡ショーにも浅丘に出演してもらい、1、2曲歌ってもらう予定。

 2人は日活映画「渡り鳥」シリーズで60年代に一世を風靡(ふうび)したゴールデンコンビ。共演をきっかけに“事実婚”を続けた時期もあった。62年の正月映画「渡り鳥北へ帰る」以来、半世紀以上も共演していなかった。

 今回の話が決まったのは昨年。濃姫役を探していた小林が電話で「ルリ子、頼むよ」とラブコール。浅丘も「こんな機会が、これからあるかどうか分からない」と快諾した。

 松方弘樹(70)も濃姫の父、斎藤道三役で共演する。豪華トリオに小林は「気心が知れているので安心している」と気合十分。「健康体でいられる中でフル回転してできるのが今。これが最後と思いながら一生懸命やって、2年、3年と続けていければ素晴らしい」と役者魂の全てを注ぐ構え。27日から来月3日まで同所で。その後は全国を巡演し、25カ所で計61公演を予定。

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2013年6月21日のニュース