ＡＫＢ48　史上初シングル３連覇　たかみな「ただただ驚いています」

ＡＫＢ４８「さよならクロール」のジャケット

　オリコンが２０日、音楽ソフトの１３年上半期ランキングを発表し、ＡＫＢ４８が史上初めて３年連続でシングル部門首位を獲得した。アルバム部門１位はＮＭＢ４８で、女性グループでは７８年のピンク・レディーに続き２組目。ＣＤ、ＤＶＤ、ブルーレイの総売上額を対象としたアーティスト別セールスは嵐が３年ぶりに１位に返り咲いた。

　上半期ランキングは、昨年１２月２４日から今月１７日発表分までのチャートが対象。「さよならクロール」（先月２２日発売）は第５回選抜総選挙の投票券が封入され、１９２万６０００枚を売り上げた。上半期連覇は８６～８７年の中森明菜（４７）、０１～０２年の宇多田ヒカル（３０）、０９～１０年の嵐との計４組で、３連覇はＡＫＢ４８だけ。

　２位には渡辺麻友（１９）が初センターを務めた「Ｓｏ　ｌｏｎｇ！」が１１２万７０００枚で続き、こちらも３年連続で上位独占となった。

　上半期でのミリオン到達も３年連続。９９～０１年に宇多田が達成して以来で、女性グループでは史上初。２作以上のミリオンセールスも３年連続で、こちらもＭｒ・Ｃｈｉｌｄｒｅｎ、安室奈美恵（３５）、ＧＬＡＹと並んでいた記録を更新し、歴代単独１位となった。

　総監督の高橋みなみ（２２）は記録ラッシュに「デビュー当時は全く想像すらできなかったことに、メンバー一同、ただただ驚いています」とコメント。渡辺も「個人的にもセンターを務めさせていただいた２曲での１、２位でとてもうれしい」と満面の笑み。

　姉妹グループのＮＭＢ４８の初アルバム「てっぺんとったんで！」（２月２７日発売）は４１万２０００枚を売り上げた。女性グループの１位は、ＬＰ時代にピンク・レディーが「ベスト・ヒット・アルバム」で記録して以来で３５年ぶり。山本彩（１９）は「まさかこのような快挙を遂げられるとは思っていなかったので凄く光栄です。もっともっと勢いをつけて、年末には目標のひとつであるＮＨＫ紅白歌合戦単独出場を達成し、あのステージにぜひ立ちたい」と喜びを口にした。