松ケン スタッフ背負って映画「春を背負って」の役作り

[ 2013年4月3日 07:39 ]

八ケ岳で松山ケンイチ(手前)が宮村助監督を背負って“役作り”

 邦画を代表するカメラマン木村大作氏(73)による2作目の監督映画で、来年6月公開「春を背負って」のキャストが決定した。

 原作は笹本稜平氏の山岳小説。松山ケンイチ(28)が山小屋の主人役で主演する。撮影前に雪山を経験したいと先月中旬、木村監督と八ケ岳連峰の硫黄岳(長野県、標高2760メートル)に2日がかりで登頂。「監督の作品、演技に対する気持ちを知ることができたのが一番の役作り」とコメント。木村監督は「松山さんは雪に化け物みたいに強い」と絶賛。小屋を見守る男役の豊川悦司(51)を背負って下山する場面があり、松山はスタッフを背負って歩いたという。

 蒼井優(27)が山小屋で働く女性役。木村監督は「標高3000メートル級で女優を撮るのは邦画史上初では」としている。小林薫(61)、檀ふみ(58)が松山の両親を演じる。今月中旬から11月まで、立山連峰のある富山県などで撮影する。

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2013年4月3日のニュース