登川誠仁さん死去 沖縄民謡ブームの立役者

[ 2013年3月20日 13:12 ]

 沖縄民謡ブームの立役者となった沖縄民謡歌手、登川誠仁(のぼりかわ・せいじん)さんが19日午後11時37分、肝不全のため沖縄県沖縄市の病院で死去した。

 80歳。沖縄県出身。自宅は沖縄市松本2の3の5。葬儀・告別式の日時は未定。喪主は長男仁(ひとし)さん。

 兵庫県尼崎市に生まれ、5歳で沖縄に移った。父親の影響で幼いころから三線と民謡に親しみ、古い民謡から自作曲まで幅広いレパートリーをこなした。速弾きを得意とし、米ギタリストになぞらえて「沖縄のジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)」とも呼ばれた。

 「セイグヮー」の愛称で親しまれ、俳優として映画「ナビィの恋」などに出演。ユーモアあふれる人柄で全国的にも人気を集めた。沖縄の民謡を後世に伝えようと楽譜の出版やCDの録音にも積極的に取り組んだ。

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2013年3月20日のニュース