認識甘かった「幸せの時間」 性表現で東海テレビが回答

[ 2013年2月26日 21:15 ]

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は26日、過激な性表現があるとして審議中だった昼のドラマ「幸せの時間」を制作した東海テレビ(名古屋市)から「公共性の認識が甘かった。チェック体制を強化する」などとする回答があったことを明らかにした。

 委員会は、再発防止を求める汐見稔幸委員長の談話を3月に発表する。

 委員会は1月に「視聴者を愚弄したと受け止められる危険性があると自覚してほしい」などと厳しく指摘していた。

 26日の委員会では、指摘に対する同局の回答を検討。汐見委員長は「特定の番組がこれほど話題になったのは最近では珍しく、放送時間帯を考えると放置できない」と述べる一方、回答を「指摘を真摯に受け止め、誠実だった」と評価した。

 「幸せの時間」は昨年11~12月にフジテレビ系で平日昼に放送。性行為の描写など刺激的な演出が話題になり、同局とBPOに苦情が相次いだ。

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