八代亜紀 NY老舗で念願ジャズ公演!「舟唄」もアレンジ

[ 2013年1月11日 09:29 ]

ジャズの本場、米ニューヨークで公演することが決まった八代亜紀

 演歌歌手の八代亜紀(62)が、米ニューヨークのジャズクラブで初めて公演する。不世出のトランペット奏者マイルス・デイビスも出演した名門「バードランド」で3月27日に敢行。米国公演は83年に演歌の公演を行って以来30年ぶり。ジャズシンガーとして初めて本場のステージに立つことになり「ニューヨークでも歌の心をしっかりと観客に届けたい」と話している。

 八代が本場のステージに立つのは3月27日。歌唱曲は、昨年10月に発売した初のジャズアルバム「夜のアルバム」の収録曲が中心となる予定。同作には「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」などのスタンダードナンバーのほか、ジャズアレンジした昭和歌謡も多数収録。アルバムには収録していないが、代表曲「舟唄」のジャズ版も披露する意向だ。

 ステージは現地ミュージシャンとのセッション。白人女性ジャズシンガーのヘレン・メリル(82)がゲスト出演。「80歳になっても歌っていたい」という目標がある八代が尊敬する歌手だ。

 バードランドは64年の歴史を誇る老舗。1949年、当時ジャズの中心だったブロードウェー52丁目に開店。場所は移転したものの、ブルーノート、ヴィレッジ・ヴァンガードと並び、いまもニューヨークを代表する名門。20世紀のジャズ界をけん引したマイルス・デイビスやサックス奏者のジョン・コルトレーンをはじめ、名だたるジャズメンが出演している。

 ニューヨークでの公演は八代の強い希望だった。歌手を志して15歳で上京した際、銀座のクラブで歌謡曲とともに歌っていたのがジャズナンバー。昨年その出発点に立ち返ったジャズCDを発売し「ニューヨークで歌いたい」と何度も口にしていた。

 新年早々に念願のステージが決定。八代は「ニューヨークのジャズクラブでのライブと、ヘレン・メリルさんとの共演という、2つの夢がいっぺんにかなうことになり本当にうれしい。希望を胸に銀座で必死に歌っていた、10代の頃の亜紀ちゃんに教えてあげたいくらい」と喜んでいる。

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